廃棄物から生まれる文化。octangleはごみという概念のない社会を創造します。

octangle(オクタングル)は、大量消費社会がもたらす廃棄物問題にクリエイティブの力で挑む、アップサイクルブランドです。
2022年の立ち上げから、単なるモノづくりに留まらず、役割を終えた素材に洗練されたデザインや機能を吹き込み、新しい価値を持つ「文化」へと再生させることを目指してきました。

私たちは、産官学福(産業界・行政・学術界・福祉)の共創ネットワークを軸に、持続可能な社会の実現に貢献しています。

モノ、コト、そしてアート。多角的なアプローチで社会に貢献します。

私たちの活動は、三つの柱で成り立っています。

高付加価値なアップサイクル製品(モノ) 年間約8千万本が廃棄されるビニール傘を、独自開発した再生素材へと生まれ変わらせ、水や汚れに強く、軽量で丈夫なバッグやアクセサリーを製造。全てが一点もののユニークな製品を通じて、消費者のポジティブな行動変容を促します。
 

体験を通じた環境啓発活動(コト) ワークショップやアート制作、万博関連イベントへの参画を通じて、楽しみながら環境問題を学ぶ機会を提供。企業や自治体のSDGs推進に貢献し、参加者の意識向上と行動変容を促します。
 

社会課題を解決するアート(アート) 廃棄素材を主材としたモニュメントや衣装などを制作し、環境問題の本質を訴求。京都里山SDGsラボ「ことす」の常設展示『Plastic Umbrella Blues』や、EXPO KYOTO MEETINGでの衣装制作など、社会的なメッセージを発信するアート作品を生み出しています。

唯一無二の素材と、高品質を生み出す職人技

【ビニール傘の廃棄問題】 毎年大量に廃棄されるビニール傘。その多くがリサイクルされにくく、環境に大きな負荷を与えています。私たちはこの問題に正面から向き合い、廃棄傘の回収から再利用までを一貫して行うことで、社会全体の資源循環に貢献しています。
 

【再生素材と職人技】 回収した廃棄傘は、福祉作業所のみなさまと丁寧に解体・洗浄・選別された後、職人の手によって専用のプレス機で何層にも圧着され、光に反射する独特の質感が美しい『Recycled material-再生素材』へと生まれ変わります。滑りやすく厚みにバラつきのある生地のため、機械での裁断や縫製は困難を極めますが、一点一点、職人の手作業と高度な技術で、長くご愛用いただける高品質な製品をお届けしています。

モノづくりを愛する者だからこそ、できること。

約20年間、ディスプレイ業界で空間プロデュースに携わった経験から、octangle代表の水谷哲朗はある疑問を抱きました。
一時的なプロモーションのために生み出された造作物が、期間終了後には大量の産業廃棄物になる。 サステナブルな社会を目指す上で、これは業界全体、そして社会全体で考えるべき課題だと強く感じました。

その想いを形にするため、2022年8月、アップサイクルブランド「octangle」を立ち上げました。

私たちのミッションは、「UPCYCLE×CREATIVE」の力で、モノが役割を終えても「ごみ」にならない文化を創ること。

第一弾として、年間8千万本が消費され、その多くが廃棄されるビニール傘に新しい価値を与えたサステナブルバッグを開発しました。今後はビニール傘に留まらず、ディスプレイ業界をはじめとする様々な分野に光を当て、「少し先の未来を変える」という素敵な体験を届けるブランドとして、成長していきます。

Produced by Tetsuo Mizutani / haru(octangle)

少し先の未来を変えるために、
今私たちに何ができるだろう?

毎日のオシャレも、お気に入りのYouTubeも、欠かさず見ているSNSも、
どれも自分にとっては大切だけど、

空の青さや、透き通った川の水や、美しく咲く花のために、
今私たちに何ができるだろう?

机を囲んで議論するのではなく、
空を見上げて行動しよう。

少し先の未来を変える。

octangle

ART DIRECTOR / STYLIST / PHOTOGRAPHER
Kenichi Yoshida(SECESSION)